D-VEC(ディーベック)は、FISHINGのDAIWAが培った技術を、都会のファッションへと進化させた新しいレーベル。雨、風、光の自然環境の中で快適に着用できる機能性と、D-VECデザインチームにより生み出されるファッション性を融合
2018S/S インタビュー
ブランドデビュー時からAmazon Fashion Week TOKYOに参加するなど、フィッシングウェアの域にとどまらず、高いデザイン性でタウンユースアイテムも豊富な「D-VEC(ディーベック)」。“雨を感じ 風を楽しむ”をコンセプトに、五感に寄り沿うプロダクトの魅力や、設立の経緯、2018SSのコレクションについてまでをD-VECデザインチームに話を聞いた。
─── ブランドデビューから1年。D-VEC誕生の経緯やブランドにかける思いを教えてください
釣り具の総合メーカー「ダイワ」が長年培ってきた、雨、風、光の自然環境の中でも、快適に過ごせる機能技術を生かし、都会でも天候を気にせずにファッションを楽しんでもらいたいとの思いから D-VECが誕生しました。 ダイワが有するフィッシングの過酷な環境でも快適に活動できるアパレル機能は、都会のゲリラ豪雨や地球温暖化による猛暑など、不安定な気候にも必要だと感じています。どんなシーンや状況でもファッションで最高の瞬間を感じてもらえたら嬉しいですね。
─── D-VECのアイテムの特徴を教えてください
防水性や撥水性など、超撥水糸などを使用した水に強いアイテムがメインになっています。どんな活動にも対応できる伸縮性や着心地など、フレキシビリティーにもこだわっていますね。そして、何より軽量であること。これはダイワが培ってきた技術が生きています。
─── 服作りで大切にしていることは?
自然環境の中はもちろん、日常のあらゆるシーンにおいても最高の瞬間を楽しんでもらえるアイテムを提供していくこと。どんな場面でも五感で楽しむことができるよう、しっかりとした機能を持ちつつも、遊び心とユニークさを兼ね備えた服作りを大切にしています。
─── 2018SSのテーマについて教えてください
“MINAMO”WATER SURFACEというテーマを掲げ、水面の様々な現象をインスピレーションにしたコレクションになっています。水面を感じさせる柄のフーディなどをラインナップしています。
─── コレクションのテーマやデザイン進行はどのように行っていますか?
クリエイディブディレクターを中心に、シーズンテーマやラインナップの検討をチームで行っています。
─── 2018AWのラインナップや見どころを教えてください
2018年1月にフィレンツェで開催された世界最大級のメンズファッションの祭典「PITTI IMMAGINE UOMO(ピッティ・イマージネ・ウオモ)」で発表したテーラードレインジャケットやホールガーメント機で編み上げた撥水3Dスーツなど、テクノロジー機能とファッションを融合したユニークなアイテムを準備中です。
─── 今後の展望について教えてください
進化するテクノロジー機能をダイワフィッシングアパレルチームと共同開発しながら、コレクションや国際展示会を通じて、D-VECの世界観の発表とSNSを通じた拡散を計画しています。弊社がCLOUD MIX(クラウドミックス)と呼んでいる、D-VECによるテクノロジーとファッションのミックスで生まれる新しいテイストを発信していきたいと思っています。